バッグ修理前の確認

バッグ修理に出すとき、注意しておかなければならないことがあります。まず、どこへでもいいから修理にすぐに出す、というわけではなく、いくつかのポイントをしっかりと確認してから修理に出しましょう。

一番大切なのは、メーカーで修理保証がされているかどうかを調べることです。もし保証期間内であれば、メーカーに無料で直してもらえますし、同じ部品が揃っているので元通りに近い形で直してもらえるということがあります。メーカーでの修理ができそうにない場合でも、専門業者によって修理をしてもらうことができます。その場合に気を付けておきたいのが、複数の業者を見比べることです。

たとえばメーカーよりも手ごろに修理してもらえる場合もありますし、価格面での比較は重要でしょう。また、価格以外でも修理方法や手入れの方法もきちんと聞いておきましょう。大切なバッグを修理に出すのですから、万が一納得のいかない修理をされてしまっては困りますよね。できるだけ細かい内容を聞いておくと、不安がありません。丁寧に話を聞いてくれる業者は仕事も丁寧にしてくれるということがあるので、安心できるでしょう。また、バッグ修理を行っている“靴専科”のように現状に近い状態で修理をしてもらえる業者を探すことも忘れないようにしてください。

持ち手と本体を繋げている革を根革といいます。
切れてしまった根革は、現状に近い物で作成し修繕します。

バッグを修理に出すときは、修理したいところ以外に修理したい部分がないかどうかを確認しておくことも大切です。もし壊れている部分があれば、ついでに見積もりだけでもしてもらいましょう。

補強するバッグ修理

バッグ修理の中でもたとえば手持ち部分はふだんから使っている部分であるために、修理で取り換える場合でも、「持ちやすさ」や「なじむ様子」を大切にして、わざとやわらかい素材の革を使う場合があります。それは今までの使い勝手のよさが修理によって損なわれないようにするためであり、愛着のあるバッグのよさをキープするうえでとても重要なことといえるでしょう。

しかし、手持ちのつなぎ目である根革の部分は、いつもは手で触らないところであり、なじむ様子よりは「しっかりと補強できているかどうか」のほうが重要視されます。手持ちの部分と袋の部分を結びつける重要な役割を果たしているのですから、できるだけちぎれないように補強するのがよいとされています。たとえばちぎれにくい繊維の詰まった記事を利用したり、金具を内包させたり、二重構造にしたり、さらには補強用のテープを加えたりと、業者によってさまざまな方法が試みられています。

しかしながら、根革修理は大変難しいとされています。なぜなら、たいていは手縫いによって直すことになるため、それ相応の技術が必要になるとされているからです。自分で無理に治そうとせず、業者による修理を依頼するようにしましょう。

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